小島にそびえたつ秘密の灯台

「ナカチブルビーチ」という渡嘉敷島の南端にあるビーチをさらにさらに南側へと歩いていくと、 目と鼻の先にウン島という小さな無人島が見えます。 そのウン島にある岬「阿波連岬」に、阿波連岬灯台（あはれんみさきとうだい）がそびえ立っております。 蓄積した灯台の痛みと歴史を感じさせる古っぽさがなんともいえない風情を醸し出しており、 灯台周辺はまさに秘境といった雰囲気です。

渡嘉敷島とウン島はほとんどくっついているように見えますが、ほんの少し離れており間に水路がありますので 島へ渡るには、ナカチブルビーチの南端から泳いでいくことになります。 稀ですが、春の干潮時には歩いて渡れる事もあるそうです。

ウン島に上陸してからの桟橋～灯台までの道のりは整備されておらず、手つかずの自然がそのまま残っています。 道中には腐食した階段もありますので、足元や虫などには十分お気をつけください。 かなり険しい道を草むらをかき分けつつ進む事になるので、 たどり着くのが大変かもしれませんが、灯台からの渡嘉敷島を望む景色はなかなかのものですよ。 体力に自信のある方は、訪れてみるのも良いのではないでしょうか。

※営業時間や入場料など、掲載されている情報が古い場合がございます。