人気の泡盛はどれ?お土産で喜ばれる泡盛の銘柄
お酒好きなあの人への沖縄土産に、泡盛を選んでみてはいかがでしょうか。
とはいっても、沖縄本島だけでも30軒以上の泡盛メーカーがあり、離島を含めると相当数の銘柄があります。
ここでは、どれを選んでよいのかわからないという方へ、おすすめの泡盛をご紹介します。
現地以外では入手困難な離島の銘柄も、那覇空港や沖縄の酒店なら見つかるかもしれないので、気になる銘柄をチェックしてみてくださいね。
泡盛とは
沖縄が育んだ泡盛は、琉球王国時代から伝わる伝統的な蒸留酒です。独自の文化と歴史を反映している沖縄のお酒です。
泡盛の主成分は、タイ米に黒麹菌(*)を繁殖させてできる「黒麹」が泡盛の主原料です。これが泡盛の深い風味と芳醇な香りを生み出しています。熟成によって円熟な味がどんどん増していきます。
(*)黒麹菌とは:大豆などを発酵させて醤油やみそなどを生産する微生物の一種です。
泡盛には、麹造り、発酵、そして熟成することで味わいを整えます。これが独特の口当たりとなめらかな味わいを生み出しているのです。琉球の温暖な気候が醸造にも影響を与え、泡盛に柔らかく穏やかな印象を残します。泡盛のアルコール度数は、30%、中には、度数25%程度のマイルドタイプや、古酒は度数40%以上のものもあります。
泡盛の種類
盛の種類は主に「一般酒(熟成3年未満)」「古酒(熟成3年以上)」「リキュール」の3つに分類されます。
1.一般酒(熟成3年未満)
通常アルコール度数が20〜30%程度で、比較的若い時期に製造される泡盛です。熟成期間が短いため、まだ若くフレッシュな印象があります。まだ複雑な発酵や熟成プロセスを経ていないため、アルコール感は強めです。しかし、どのような食事とも相性が良く、料理のアクセントとして楽しまれることがあります。
2.古酒(熟成3年以上)
アルコール度数が30%以上で、3年以上の長い期間熟成された泡盛です。熟成により深みと複雑さを増し、なめらかで円熟した味わいが特徴です。香りは豊かで、木樽からの影響や独特な深い香りや、複雑な風味が感じられます。沖縄では特別な機会の古酒を飲みます。飲みごたえがあるので、お酒好きの方への贈り物におすすめです。
3.リキュール
アルコール度数が通常20%から30%の果実やハーブ、スパイスなどが添加された、泡盛の派生品です。甘口で、フルーティーな味わいが際立っています。カクテルのベースとしても人気があり、クリエイティブな飲み方が楽しめます。彩り豊かで、香り高いリキュールは、飲みやすく幅広い用途で親しまれています。
泡盛好きにおすすめ!古酒5選
泡盛をじっくり味わうのなら、古酒(くーす)がおすすめ。
アルコール度数は高めですが、熟成させたことでまろやかな甘さやコクが深まり、特別な味わいが楽しめます。
特別な人へのお土産や贈答品としても人気です。
瑞泉 おもろ15年 43度/瑞泉酒造
15年熟成された、キレと重厚感のある上質な味わいが楽しめます。深いコクも感じられ、まろやかで飲みやすいのでじっくり時間をかけて味わってみましょう。おすすめの飲み方は、ロックまたは水割り・お湯割りです。お酒好きの方への贈答品としても喜ばれます。
海乃邦 12年貯蔵古酒 30度/沖縄県酒造協同組合
沖縄県の全泡盛蔵が立ち上げた「沖縄県酒造協同組合」より販売されているこだわりの古酒です。
選び抜かれた原酒を用いた100%古酒で作られ、古酒ならではのまろやかさや芳醇な香りが楽しめます。ロックや水割り、ソーダ割、お湯割りがおすすめです。
宮の華 華翁 35度/株式会社宮の華
伊良部島で創業した宮の華では、杜氏をはじめ、多くの女性スタッフが在籍しています。甘口で柔らかいのど越しと、繊細で香り豊かな味わいが魅力です。「宮古島・伊良部島の自然に感謝し、品質に妥協しない、一滴一滴に真心を込めること」という、創業当時から変わらない想いが受け継がれています。
おもとゴールド6年 43度/高嶺酒造
石垣島で製造されている、リピーターの多い人気泡盛です。熟成を重ねるごとに風味が増しまろやかな味わいになる古酒特有の味わいは、やみつきに。泡盛鑑評会で県知事賞を2度受賞したこともある、高嶺酒造が誇る銘酒です。
琉球王朝 30度/株式会社多良川
宮古島を代表する「多良川」は、芳醇な香りとキレのあるすっきりとした飲み口が人気です。伝統的な製法と、ミネラルの豊富な宮古島の水が育んだ、こだわりの逸品。
人気アニメ「エヴァンゲリオン」にも登場した縁から「エヴァンゲリオンボトル」も発売され、話題となりました。
普段飲みにピッタリ!泡盛一般酒3選
気軽に飲めるスタンダードな泡盛は、ローカルなスーパーなどで手軽に購入できるので、ご自宅用やお友達へのお土産にもおすすめ。若い泡盛は、すっきりした飲み口で飽きのこない味わいが魅力です。
沖縄の居酒屋では人気銘柄を必ず目にするので、飲み比べて好みの味を見つけてみましょう。
残波ホワイト/比嘉酒造
「ザンシロ」の名称で親しまれている残波ホワイトは、フルーティーですっきりした飲み口で、どんな料理にも合います。泡盛の中でもまろやかで飲みやすく、女性ファンも多い人気銘柄。
クセがなく、カクテルベースとしてもおすすめなので、色々な飲み方が楽しめます。
久米仙/久米仙酒造
久米島の天然湧水で仕込まれた久米仙は、すっきりとした飲み口とほんのりさわやかな甘さで、泡盛初心者からツウにまで愛されているロングセラーの泡盛です。
琉球泡盛初の卓上ボトルや紙パックタイプなど、ラインナップも多数あります。
八重泉 /八重泉酒造
石垣島を代表する泡盛「八重泉」は、数々の受賞歴がある人気銘柄です。
水の神様がいる霊地として信仰を集める於茂登岳(おもとだけ)の湧水で仕込まれ、自然の恵みにより育まれました。クセのないさっぱりとした味わいと、芳醇な香りが魅力です。
お酒が弱くても安心♪泡盛リキュール3選
お酒は好きだけど強くない…そんな方へのお土産には、泡盛リキュールやスパークリングはいかがでしょうか。アルコール度数も高くないので、食前酒や食後のリラックスタイムにもおすすめです。
ゆずシークワーサー/請福酒造
石垣島を代表する蔵元、請福酒造が販売するリキュールです。
風味豊かな泡盛に、国産ゆずと沖縄県産シークワーサーをブレンドし、夏にピッタリの爽やかな味わいに仕上がっています。アルコール度数も10%と低く飲みやすいので、ロックやソーダ割りがおすすめです。
11% Zuisen Legare(ズイセン レガーレ)/瑞泉酒造
イタリア語で「結ぶ」を意味する『レガーレ』という名称がつけられた、スパークリング泡盛です。
パッションフルーツの華やかでフルーティーな香りが食欲をそそり、食前酒としても合います。度数11%と飲みやすいので、手土産としても喜ばれますよ。
泡盛珈琲 コーヒースピリッツ/新里酒造
豆にこだわり、珈琲好きをも唸らせる芳醇な香りが魅力のリキュールです。沖縄最古の老舗酒造「新里酒造」と沖縄の老舗コーヒーメーカー「ヨシモトコーヒー」との共同開発で誕生しました。おすすめは、水割り(水3:コーヒースピリッツ7)です。ミルク割りやアイスクリームにかけても美味しいですよ。
泡盛のおいしい飲み方
泡盛をおいしく楽しむには、冷やして氷を加えると、香りが引き立ち、よりおいしく飲めます。琉球硝子で注ぐと、見た目も楽しめることでしょう。食事とともに楽しむなら、水割りや炭酸割りもおすすめです。
寒い時期は、お湯割りにすれば体の内側からじんわりと温まります。暖かい泡盛は、柔らかい口当たりと深い味わいを堪能できます。古酒タイプはリラックスした雰囲気で、ゆっくりと時間をかけて楽しむと、泡盛の魅力を存分に楽しめることでしょう。
さいごに
いかがでしたか?
たくさんある泡盛から、おすすめをピックアップして紹介いたしました。
どれを選べばいいのかわからない・・・という方の参考になれば幸いです。
泡盛は熟成によって円熟味が増した口当たりと、なめらかな味わいを楽しめる沖縄産の蒸留酒です。お酒好きの方へのお土産は、ゆっくり味わいを楽しむ古酒タイプがおすすめです。
泡盛、おいしく楽しんでみてください。
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