沖縄に行ったら外せない泡盛ってどんなお酒なの?人気の泡盛は?おすすめの飲み方も紹介!
沖縄のお酒といえば泡盛!お酒好きな人もそうでない人も、ほとんどの人が知っているお酒です。沖縄本島から離島までどこでも作られ、種類も豊富でお土産に買う場合も迷ってしまいますよね。
この記事では、泡盛についての豆知識とおすすめの商品を紹介していきますので最後まで読んでみてくださいね。
この記事の目次
泡盛とは
泡盛は、沖縄で作られている蒸留酒です。原材料は米ですが、ほとんどの銘柄でタイ米が使われています。高温多湿な沖縄の気候と相性の良い黒麹菌を使って米麹を作るのですが、原料の米をすべて麹にして使用する、『全麹仕込み』と呼ばれる製法が用いられています。
そこに水と酵母を加えて発酵させ、単式蒸留器で蒸留する方法で泡盛が造られています。
泡盛の度数
泡盛は、酒税法により単式蒸留焼酎に分類され、アルコール度数は45度以下と定められていました。
一般的な銘柄は、25度から30度のものが多いのですが、与那国島では原料用アルコールという分類で、60度の銘柄が造られています。
そのため泡盛と表記できずに花酒として販売されていましたが、2020年度の税制改正により、アルコール度数が45度以上のものも、泡盛と表示して販売できるようになりました。
古酒とは?
泡盛を3年以上寝かせたものを古酒(クースー)と呼びます。年数を重ねるごとにまろやかさが増し、甘い香りや重厚感のあるコクのある風味が感じられます。
古酒づくりに用いられている『仕次ぎ』と呼ばれる製法は、古酒に新しい泡盛を継ぎ足して熟成させることで、安定した品質の古酒を作り続けることができる、伝統的な技法です。
泡盛の美味しい飲み方
泡盛は、水割りやロック、お湯割りなどさまざまな飲み方ができます。ここでは、ポピュラーな飲み方をご紹介しますが、そのままの味わいはもちろん、カクテルのベースとしても合うので、お好みでいろいろな飲み方を探してみましょう。
水割り
度数が高めの泡盛ですが、水で割ることで飲みやすくなります。濃さはお好みですが、ほどよい飲み口を試したいのなら、次の比率を参考にしてみましょう。
25度は、水4:泡盛6
30度は、水5:泡盛5
40度以上は、水6:泡盛4
オンザロック
グラスを冷やし、溶けにくい大きめの氷を入れます。泡盛を適量注ぎ入れましょう。
時間とともに少しずつ氷が溶け、味わいや香りの変化も楽しめます。
シークワーサー割り
水やソーダで割ったあとに、シークワーサーを絞り入れます。シークワーサーの爽やかな香りと酸味によって飲みやすくなり、カクテルのような楽しみ方ができます。
お土産にもおすすめ!沖縄で飲みたい人気の泡盛
沖縄へ行ったら、郷土料理のお供に泡盛を楽しみたいですよね。糖質ゼロで、独特の華やかな香りやコクのある風味が魅力の泡盛は、ご自宅用や、お酒好きなお友達へのお土産にもおすすめです。
沖縄にはたくさんの酒造メーカーがあるので、色々と飲み比べてみるとそれぞれの個性がわかり、好みの銘柄が見つかるかも。ここでは沖縄本島で作られている、人気の銘柄をご紹介します。
瑞泉青龍(30度)/瑞泉酒造
古酒を仕次ぎし、こだわりのブレンドによって深みのある熟成感が表現されています。
品のあるまろやかな飲み口とすっきりした後味で、どんなお料理にも合います。水割りやロック、お湯割りがおすすめ。
残波ブラック(30度)/比嘉酒造
「ザンクロ」の愛称で親しまれている、沖縄の居酒屋などで必ずと言っていいほど見かける定番の泡盛です。キリッとした辛口ながらしっかりとした香りや重厚な味わいが絶妙のバランス。水で割ってもロックでも、お湯で割っても美味しいです。
3年古酒忠孝(43度)/忠孝酒造
バニラやナッツを思わせる、甘さのある芳醇な香りや深みのあるコクが楽しめる古酒です。
まろやかな柔らかさもあり、後味はすっきりしています。水割りやロックがおすすめですが、ソーダで割ってシークワーサーを絞ると、食前酒にもピッタリです。
カリー春雨(30度)/宮里酒造所
なめらかな口当たりと、バニラのような甘く優しい香りがあとひく美味しさ。
「カリー」は、めでたいという意味を持ち、飲むだけで縁起の良い気分になれそうです。軽やかな飲み口で、女性にも人気です。
お土産にするときは容量に注意
飛行機は、アルコールの預け入れまたは持ち込みをする際に、アルコール度数24度以上70度以下の場合は一人5リットルまでと決められています。持ち歩くのも大変なので、お土産で大量に購入するのなら、宅配便を活用しましょう。
泡盛の酒造見学
沖縄では、泡盛工場の見学ツアーが観光客に人気です。
製造方法をくわしく知ることで、より泡盛を美味しく感じることができるかもしれませんね。試飲やお土産ギャラリーを併設しているところも多いので、お酒好きにはたまりません。
現在は新型コロナウイルスの感染防止のため、見学ツアーを休止しているところが多いのですが、旅行が自由にできるようになって工場見学が再開されたら、ぜひ訪れてみてくださいね!
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