五枝の松
大きな盆栽のような天然記念物
国の天然記念物にも指定されている「五枝の松」は、高さ約6m・幹周り約4mととても大きな松の木です。樹齢250年にもなるリュウキュウ松で、18世紀初頭に植えられたもので伊平屋島の念頭平松と並んで沖縄を代表する松の木として人々に親しまれています。通常の松は上に向かって伸びますが、このリュウキュウ松は地面を覆うように広がりながら成長しその面積は250㎡にもなります。特徴としては、幹の根元から枝が分岐し地面を這うように広がり、波打って伸びる姿は美しくまるで巨大な盆栽のようです。松の木の周辺には久米島ホテルが飛んでいて、観覧会なども定期的に行われています。木の真下まで遊歩道が伸びているので、中に進むことができ大きな枝に包まれている様な不思議な気分に浸ることが出来ます。
遊歩道を進むと松の中に社が設けられているので、参拝することができ、自然の恩恵を受けることができます。驚くことにこの五枝の松はいっさい剪定されずにここまで大きく立派に育ち、日本の名松100選の一つにも選ばれています。松が植えられている松園地内には、かつて水道が普及するまで人々が生活用水の基盤として使用していた井戸も残っていたりと、様々な面で歴史を感じることができる場所なので、一度は訪れてほしい観光スポットです。
住所:沖縄県久米島町字上江洲
アクセス:空港から車で約10分
駐車場:あり
※営業時間や入場料など、掲載されている情報が古い場合がございます。
久米島のこちらのスポットもおすすめです
スポンサーリンク