宮良殿内みやらどぅんち
重要文化財に指定されている赤瓦の古民家
1816年に建てられた琉球王国時代の士族の家。琉球王国時代に石垣島は石垣間切、大浜間切、宮良間切の三つの行政地区に分けられていました。そのうちの宮良間切の頭職(かしらしょく)が建てたお屋敷です。琉球貴族の屋敷を模して建築されたと言われています。王府時代、住宅は階級による規制を守らなくてはならず、八重山の当職がこのように豪華な屋敷を構えているのは違法であると、首里政府から5回にわたって取り壊しを命じられましたが、従わず、1874年(尚泰27)に検使の指示によって茅葺きに改めさせられました。明治維新後の廃藩置県の際、現在のような赤瓦の屋根に戻されました。
同時に重要文化財に指定された庭園は、首里の代表的な庭園師、城間親雲上(ぐすくまぺーちん)が設計指導したと伝えられ、近代の琉球庭造りをよく伝える一つとされています。
現在も民家として使用されているので、外からの見学となります。市街からも近いので、徒歩やレンタサイクルでの観光にもおすすめです。
住所:沖縄県石垣市大川178
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日
入館料:200円
アクセス:石垣港から徒歩15分
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