コート盛

コート盛

江戸時代の監視台

集落から少し離れた位置にあるコート盛。これは、昔の見張り台のようなもので、徳川治世の江戸時代に、外国船を監視するために作られたものです。「先島諸島火番盛」の一つで、八重山諸島の島々には、このような見張り台が多く見られます。これは、石垣島にある八重山を取りまとめる役所に、船の通行を伝えるためにのろしをあげ、それを島伝いに烽火で伝えていったと言われています。波照間島から西表島、竹富島、、と行ったように、のろしのリレーで外国船の通行などを伝えていました。そこまで高さはありませんが、登ると島を見渡すことができます。

北側を見ると、西表島が見えます。ここから、烽火を伝えていた様子がうかがえます。まわりにはなにもなく、のどかな風景が広がっています。「旧藩時代の火番所会場の船舶の通報のために炊火を揚げた」と記された石碑があり、波照間島の歴史に触れることができます。

※営業時間や入場料など、掲載されている情報が古い場合がございます。

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